Author:pokotan31 FC2ブログへようこそ!
FC2Ad
赤のリーダー(柳明日香)が「中国残留孤児の子ども」という設定だったり、ナオが身を寄せる独立愚連隊のリーダー(松坂紗良)が「韓国人夫婦の養子になった孤児」だったり。地元やくざの組長・苫米地(とまべち)、略称ベッチ(松重象?)はロリコンで、少女たちを食い物にしようと企んでいる…。
企画としては面白いと思うし、これをゼロから起ち上げてなんとか劇場公開・DVD発売にまで漕ぎつけた監督・脚本の及川中(「日本製少年」「富江」)の努力には敬意を表するけれど、いくら魅力的なキャラクターを並べても、政治的な駆け引きに終始して肉体的アクションすなわちタイマン勝負を欠いたスケ番映画なんてクソでしょ。
まあ、児童ポルノ法の問題とかもあるだろうからハダカが出てこないのは百歩譲って認めるとしても、ヒロインとファム・ファタルが2人ともヒラメ系&深海系のブスってのは映画としてどうなのよ。それと政治抗争ドラマとしては世田谷署の刑事(石丸謙二郎)だけ出てきて神奈川県警が出てこないってのは片手落ちでは?
あと、どーでもいいけどケータイに「もしもし?」って出るやくざはいないと思うぞ。
実話に沿った話ではあるもののこの作品が「仁義〜」ほどのパワフルさが伝わってこないのはやくざ映画の限界を感じていた深作監督の心境を表しているようにも思う。深作さんの仕事は完全に雇われ監督にも思える(脚本は完結篇の高田宏治さんです)。
ですが、僕としてこの映画はスキャンダル的に興味のある作品です。映画の公開直後に主人公(松方)のモデルとなった河内組長が殺されてしまったのです。各登場人物の実在モデルと映画でのキャラクターを比較して事件の真相を探るのもいいかもしれません。山口組の二次団体・三次団体という複雑な組織構成の勉強にもなります。
ちなみにジャケットに載っている渡瀬恒彦さんは映画に出てきませんので(撮影途中にケガをして降板)渡瀬恒彦さんのファンは購入注意です。
また主役のふたり、秋吉久美子さんはこの映画が初主役で初ヌードらしい。下田さんは東京キッドブラザースの「黄金バット」などのミュージカルの音楽担当してましたね。この映画でも音楽担当です。
この上映まで長い期間かかったというのは映画をみればわかると思います。自治体の趣旨とちょっと違ったものになっていたのでしょう。しかし主人公の母が乗り移ってどうしても会いたい人に会う、という設定を「能」の形そのままに再現しました。最初と最後が対になっていると思います。魂はその人のことを思い出してくれる人がいるだけで永遠に不滅なんですね。素晴らしい。
戦艦陸奥(むつ)爆発沈没事件に取材した戦争サスペンス・ドラマ、
この題名はちょっといただけないと思う、事情を知らない人には陸奥とは東宝映画「海底軍艦」のような秘密兵器を想像してしまうのではないかしら、より正確に題すれば「戦艦陸奥・爆沈の謎」とでも表するべきもの、
陸奥は長門ともに武蔵・大和竣工までは大日本帝国海軍の旗艦だった当時世界最大の戦艦、劇のとおり、昭和18(1943)年6月に瀬戸内海停泊中に沈没している、吉村昭「陸奥爆沈」新潮文庫が事情に詳しく触れている、陸奥爆沈は緘口令がしかれ国民には戦後まで知らされず、スパイによる破壊活動説は当時徹底して調査されたが否定されていることを知ったうえで鑑賞した方が娯楽映画として楽しめると思う、
で、「新・仁義なき戦い」ですが、個人的には一作目の三好万亀男が好きです。第一部後半(同じ佐々木哲彦射殺事件)のリメイクですが、関(松方)と野崎(室田)を登場させたことによって(2人ともちゃんとモデルがいます)真実的にはこちらのほうが詳細です。最初のシーンで山守さんが青木の女をオメッチョ盗人する事件も実話に沿っています。
それとシリーズ初登場若山富三郎、安藤昇なんかもカッコいいですよ!
その後のこのシリーズは九州に舞台を変えてそれまでの群像劇から殆ど文太さん個人主体の物語に変わってしまいました。さらにほぼフィクション化してしまったので緊迫感欠けるのですがカーチェイスシーンなんかもあって深作アクションの真骨頂が観られます。「組長の首」の山崎努さんの演技(深作監督も絶賛)も見どころです。
ワシントン、ロンドン軍縮会議後の条約派粛清の中で親友である堀を失うも、三国同盟反対でその立場を米内・井上両提督と堅持し日米和解の道を求め献身した長官。一度、戦争となればその海の守りの長として自己の責任に忠実に生きた方。
今の日本にいるかしら?こんな気骨のある武人が、否、日本人が・・・
明らかな彼の被害者も存在するし、この映画で悪役というならまずその主人公なのだが、だからといってどこまでも極悪な人間、または狂人としては描かれてない気がする。人に謝る気持ちも持っているし、ちゃんと笑ったりしている。どこでどうして彼が折れ曲がってしまったのか、なぜああいう出来事が起きなければならなかったか、というのを問う映画だと思う。 流血とかそういうことだけでなく、本当につらい場面があるからこそ、幸福な場面や美しい風景がより一層際立って見えてくる、ということがあるというのが解る。そのあたり、例えば『戦場のメリークリスマス』、共通する部分があるかも知れないと思いながら見ていた。
まず、なんでも派手さがあるものについ目が行ってしまいがちだが、この作品は、それがなくてもとても強く残るものになっている。勿論見ていて明るく楽しい気持ちになるような作品ではなかったが、筋の通った完成度の高いものだと思う。
原題「ひまわり」の映像も印象的。
タグ : 戦争 DVDベストセラー シネマベストセラー 映画ベストセラー
<< 戦争 | ホーム | ホラー・サスペンス >>
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
BLOG TOP
金融・保険
コメントの投稿